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視線の方舟  SIGHT ARK

 

岸壁にたつ緩く湾曲した白く透明な2枚の障壁。ふたつの障壁は、神戸の港のあらたな風景を体験するメディアである。壁は、それぞれ内側に<視界制御フィル ム>が貼られた透明な板。この長大な壁面は、視点の移動にともなって、視線が透過する部位と視線が遮断され白濁した部位へと次々に変容する。
船上からは、航路の進行に応じて、壁を透過した視線が捉える神戸の街の風景が連続写真のように切り取られ、神戸の街とのあらたな邂逅が目撃される。
湾曲したふたつの障壁は、神戸の市章のメタファーでもあり、新しい経験の旅へと誘う方舟(アーク)の象徴である。

 

【協賛】
鹿島建設株式会社、新日鐵住金株式会社(COR-TEN)、住友化学株式会社(ルミスティー)、

リンテック株式会社(ルミスティー)、アイケーシー株式会社(ルミスティー)、セントラル硝子関西株式会社(強化ガラス)、株式会社大協建材、濱名建設工業株式会社、神戸芸術工科大学
 

【協力】
有限会社松原プラスチック(アクリル加工)

鵜沢 隆  TAKASHI UZAWA

1950年横浜に生まれる。1969年神奈川県立横浜翠嵐高校卒業。1974年東京工業大学工学部建築学科卒業。1973年~1985年東京工業大学篠原 研究室所属。1982年同大学大学院博士課程修了。1980~1983年イタリア政府およびロータリ財団給費留学生として、フィレンツェ大学建築学部留学 し、G. K. Koenig教授のもとでイタリア近・現代建築について研究。1986年~1990年多摩美術大学美術学部非常勤講師。2004年~2007年東京芸術大 学美術学部非常勤講師。1987年より筑波大学芸術学系・講師。現在、筑波大学大学院・教授

 

http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~uzawalab/

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